【岐阜 カウンセリング】無条件の愛と自己犠牲
2022/08/02
無条件の愛というと、相手の求めるようにその思いを叶えてあげるというイメージが浮かぶ人も多いと思います。
私も長い間そう思っていました。
分かりやすい例えでいうと、母が子を思う気持ちが無条件の愛なのではないか…
でも最近そうではないと確信しました。
母親は無条件で子供を愛していると思いたい…あくまでそうであってほしいという幻想であると…
社会が長い間押し付けてきた母親に対する幻想であると、、、
では無条件の愛とはどういうことなのか?
結局は他者に対してではなく自分自身に何の条件もなく、どんな自分でも許し愛せているかが問われるのですね。
【他者に対してではなく、何処までも自分自身に対して】
これは自己犠牲の上で成り立っている愛よりも分りづらく難しいのです。
徹底的に自分を許し愛する事に多くの人は罪悪感を感じてしまうからです。
少しくらい自分を犠牲にしたり、欺きながら生きているほうが罪悪感と向き合うより気が楽と感じてしまうのです。
でも今、多くの人が、ごまかしのない本物の愛を感じたいと切に願うようになってきました。
物質的な幸せは瞬間的な喜びでしかなく永続性に欠けて、また直ぐに次を求めるという虚しさを伴うスパイラルに気づいてしまったからですね。
今…本物の愛の体験『無条件の愛』の体験こそ本当に求めていたものだったと感じている人が多くなってきているんだと感じています。
この統合の先に体感できるのが本物の『無条件の愛』ということになります。