【岐阜 カウンセリング】あるがままへのプロセス
2023/01/30
『あるがままの境地』に至るプロセス
生きることに苦悩している只中は、何とか早く抜け出すために、地道な努力より、ミラクルな方法を模索する人も多いと思います。
私自身がそうだったからです。
結論から言うと、残念ですがそう簡単にミラクルは起こらない!💦
あるがままという言葉は苦しい時には、そうなりたい…こんな自分でも好きと思いたい…それでいいよ…と思えたら、どんなに楽になれるだろうと『あるがまま』を渇望しました。
ところが『あるがまま』に至るために、思い付くありとあらゆる方法で試行錯誤するという、何だか本末転倒的なプロセスに突入いていったのです。
このプロセスこそが大切なんだということは、後に分かってくる事になります。
妊活のプロセスで起こる事と同じなのです。
時間もお金もエネルギーも使い、できる限りの事を試してみるのです。
でもある日、もうこのこと自体が辛い…「もう嫌だ~!開放されたい!」こんな思いをするくらいなら、もう子どもを諦めるという思いに至ると、【諦念】が腑に落ちて、子どものいない人生もこれはこれで良しとなるのですね。
そして、諦めた途端に妊娠するというミラクルが起きることは、よく聞く話です。
『あるがまま』に至るにも、試行錯誤の苦しみを味わい、長い時間経過の結果、もうこだわっている事が苦しい、こんなに苦しいならもうどうでもいいや!残念で仕方ないけど、もう自分を変える事をあきらめるしかない💧という何とも言えない残念ながっかりした気持ちと、どこか深いところで安心している気持ちが同居している事に気がつくというプロセスを、体験する事になるのですね。
苦しさから一気に抜け出したい強い思いから始まる『あるがまま』のプロセスは、達成感ではなく残念感と安堵感で行き着くという展開なのでした。
端折りたかったプロセスこそが必須の大切なプロセスだったんだと、腑に落ちる事になります。